感情との付き合い~空と雲の関係~

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心はね
いつでも青い空なんだよ
どんな雲がわいてきても
青い空の心で
雲を慈しむのさ

by Kaoru

感情という雲

地上から雲を眺めるのは楽しいですね。

形や大きさ
流れる速さ

光の写し具合・・・

さまざまな表情で、わたしたちを楽しませてくれます。

「心が空」だとすれば、「雲は感情」に例えることできます。

自分という「空」の中を流れゆくあらゆる想念や思念という「雲」。

ところが、自分は「空」なのに「雲」にフォーカスしすぎると、「空」が「空」であることを忘れてしまいます。

わたしたちが感情にとらわれている時、感情そのものになっています。

たとえば、「苦しい」という感情にとらわれてしまえば、自分自身が「苦しみそのもの」になってしまいます。とても辛いですね。

空が空であることを忘れてしまっている状態です。

こういう時、苦しみはよりいっそう増していきます。まるで、感情の自家中毒になってしまったかのように。

感情と距離を置く

心地よくない感情、嫌な気持ちを感じた時こそ、自分が空であることを思い出しましょう。

自分は「空」なんだという大きさの中で、いろいろな「雲」を眺める、というイメージを持ってみましょう。

つまり、感情そのものから少し距離を置くということですね。

感情はわたしたちが生み出すものだけれど、わたしたちは感情そのものではない。ということを腑に落としましょう。

その方法はとてもシンプルです。

苦しい感情がわくたびに、「あ、自分は感情そのものではなかった!」と思い出すことです。何度も繰り返していくうちに、それが自分の中でイメージとして固定され、自分と感情との適度な距離感が保てるようになります。

感情はサイン

kumo2感情は、わたしたちの心の空模様を教えてくれるただのサインです。

晴れなら晴れを楽しんで、雨なら雨を慈しむ。

笑顔になれない自分を慈しむのも大切な時間です。

そんな時にこそ、思いやりというやさしさの種が育まれるのだから。

それが、自分の闇を受け入れるということです。

それができれば、人の闇だって愛することができます。

青い空はいつだって気持ちがいいですね。

どんな雨雲に覆われている時でも、自分は「空」という大きな存在なんだ、ということを想いだしましょう。

そんなイメージをつかめると、どんな感情がわいた時でも心静かにそれを眺めて観察することができるようになります。それが、ありのままに観る、ということです。

すると、心地よくないエネルギー(感情)も最短時間で流れて行ってしまいます。

一度沸き起こった感情は、感じることなしに消え去ることはありません。だから、抑圧せずに、その都度きちんと感じてしまう方が、エネルギー的にはスムーズです。(これは、「感じきる」ということですが、詳しくは、また別の機会にお話しできればと思います。)

レイキという概念に照らし合わせるなら、この「青い空」がレイキの領域だとも表現できるでしょう。

感情は心の青空に広がる雲。

よかったら、このイメージをつかって練習してみてください。

苦しい時にはいつでも、この青い空の視点にたって、流れる雲を観察してあげてください。

上手にできるようになると、苦しい時でもさっと意識の視点を変えることができ、苦しさを軽減することができます。

そして、その苦しささえ人生を楽しむためのエッセンスだと思えます。

感情は心の絵の具

長い間、人類は才能として与えられた感情のネガティブな側面に足をとられてきました。

今はもう、感情という心の絵の具を自由につかって美しく楽しい絵を描いていく時代です。

感情という心の絵の具の使い方、ぜひとも会得しましょう。

そのためには、自分と感情との心地よい距離感をみつけることです。

まずは、ヒビキを感じるように、自分の心を観察する癖をつけてみてくださいね。

つぶさに見ていくと、自分って思った以上にいろいろ感じたり思ったりしているものですよ。

そんな自分のことがわかると人を責められなくなります。だって、自分だって、相当・・・なんですから、笑!

真のレイキ使いとは

繊細でやさしい人ほど、感情とのつきあいに苦心されているようです。

でも、そんな方にこそ、こうした心の技を身に着けて、ゆたかな人生を歩んでいただきたいと思います。

すると、その繊細さは才能になります。つぶさに心をみていく上で、その繊細な視点は欠かせないものなのです。

感情のエネルギーが強すぎる時は、レイキをうまく使うことができません。意志をも含む人の感情のエネルギーとはそれほど強いものなのです。

真の意味でのレイキ使いになりたいのならば、感情というエネルギーに対する理解と、その付き合い方を会得していくことが欠かせません。

コツはただ二つ。

・自分は感情そのものではないと認識すること

・どんな感情を感じてもそれを認めてあげること

この二つに注意して日々をすごすだけでも、感情とのつきあいがぐっと変わってくると思いますよ。

よかったら取り入れてみてくださいね。

写真は、この記事を書いた日に撮影した12月の空です。日中は秋晴れのように気持ちのよいお天気でした。

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