「心の感触」と「黄金の鍵」

実は、フジコヘミングの時間 というドキュメンタリー映画を、待ってましたとばかりに観てきたところである。

表情、演奏、美意識、こだわり。

人間フジコヘミングを、深く感じる事ができた静かであたたかな時間だった。

そして、今。

フジコヘミングのピアノを聴いている。

氣がつけば・・・。

「泥臭いもの」

「偏屈さ。」

「ぶっきらぼう。」

「悲哀。」

といったような、これまでの自分の美意識からはかけ離れていたものが、ひとつの命を持ったかのように、わたしの心の中で、ありありと息をしている。

その感触は、やわらかく温かで、世界をま~るいものにしてくれる。

ささいなことは氣にしない大らかでやさしい人になったような氣分にさせてくれる。

一体、この「心の感触」は何なんだろう?

この疑問が、今朝、予想外にも、こうしてわたしにペンをとらせる。

(他にもやらなければならないことは色々とあるというのに!)

「それもまた、自分の内にあるもの。」

「それもまた、自分の一部である。」

そう、ありありと感じられた時、慈しみの心が湧く。

それは、わたしという小さな個から生み出されるものではなく、わたしたちを生かしている無限の源から生まれてくるものである。

その、あたたかくやわらかいものが自分の内から流れ出て来る時、喜びとともに無限の源は自らの内にもあることを知る。

「エネルギーの通り道となるように。」

というたとえは、レイキをわかりやすく表現しようとしてよく使われる表現だけれども。

宇宙(と、ここでは言っておこう。)の純粋な源につながった時、人はまた、その大いなる心の通り道になるのだ。

一見、自分を心地よくさせてはくれないもの。

すぐに受け入れることが難しいもの。

そこにこそ、自分という人間を知る黄金の鍵が隠されている。

写真は、少し前に訪れた場所の涼し氣な風景。

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