「小さき花」
このコーナーでは、「レイキ的な心が育まれるな~!」とわたしが深く感銘を受けた本をご紹介させていただいています。
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先日、「ともに生きる」という力強い題字に目が留まりました。それは神奈川県の広報で、その題字を書いた金澤翔子さんという書道家のことも紹介されていました。
もっと翔子さんのことを知りたいと思い、ネットで調べていると、書籍もたくさん出されていました。翔子さんの作品が常設されている美術館もいくつかあるようです。
数ある情報の中から、わたしの心をとらえたのは、「小さき花」というこの一冊。
題字はもちろん金澤翔子さん。詩人加島祥造さんとの共著です。
「小さき花」という、この文字。
これを見た時、あ、この本だ、と直感しました。
加島さんいはく、「僕が書いた詩句と、翔子がその詩で感じた言葉や字を自由に書いてあわせたのがこの本」だそうです。
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加島さんの詩句のひとつひとつにインスピレーションを受けて書かれた祥子さんの筆による言葉たち。
そのひとつひとつの姿、形、勢い・・・。
ユニークで自由でとても楽しいものです。一本の筆と、黒い墨で、これだけの違いが表現できる、ということに目を見張ります。
その違いを、見て、感じて。
味わうたび、人ひとりが書いた文字から、これだけのエネルギーが発せられていることに驚きを隠せません。
純粋な躍動とともに、「あるがまま、そのまんまでいいんだよ」と、微笑みながらも力強く、語りかけてくるようです。
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加島さんの詩句自体も、自分の中のレイキ的な領域を刺激してくれるものばかりなのですが、その中からひとつだけ、ご紹介させていただきますね。
もちろん本の中では、この詩句にも翔子さんの筆による言葉が添えられています。
愛は
静かなときに
最もよく働く
優しい心でいるとき
いちばんよく動く
(「小さき花」より)
これは、「愛」ということばを「レイキ」と置き換えてもわかりやすいですね。
レイキはおだやかで大らかな気持ちでいる時の方が感じやすいです。
心がわさわさと忙しい時、感情の荒波にもまれているような時には、レイキという繊細な領域には、とても目がいきません。
しかし、自分やだれかにレイキをした後は、自分の中のやさしさが増幅されるのを感じたことがあるのではないでしょうか?
わたしは、とりわけ、風の城にいらしてくださるみなさまとレイキをご一緒させていただいた後は、おだやかでやさしい気持ちがわたしを満たしてくれるのを感じ、しあわせな気持ちになります。
わたしたちがレイキと呼ぶエネルギー自体に、わたしたちをそういう方向へと導く力があることを実感するひと時です。
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この年末年始のお休みのおともに、「小さき花」おひとついかがでしょうか?
一冊手元に置いておいて、時折見返すと、きっとご自分の中のレイキ的な領域を増幅させてくれる良書となるでしょう。