ボロブドゥールでサンライズ!~至福の天上界~

はじめてのバリ旅行。

二日目の記録です。

バリ王の現地ガイドさんと、ホテルのロビーで待ち合わせたのが朝の3時50分。

ボロブドゥールにいった後は、プラバナン寺院にも立ち寄るツアーなので、チェックアウトも済ませます。

ボロブドゥールのある公園についbo1たのが、朝の5時ころ。

駐車場には、すでにたくさんの車が!!!

わたしたちと同じように、ボロブドゥールのサンライズツアーにやってきた人たちでした。

公園のホテルのエントランスに集合した後、まだ薄暗いので懐中電灯を貸してもらって、ボロブドゥールの頂上をめざします。

この頃から、この島の独特の香りに気が付きました。

遺跡に向かう途中、整備されたホテルの中庭を通る時、

「香ばしい匂いがしますが、何の香りですか?」

とガイドさんに尋ねると、「部屋の汚水じゃないですか?」と、何とも残念な回答が(笑)。

いやいや、汚水を連想するような香りじゃないんですけどね・・・。

現地の人にはわからないのかもしれません。

実は、このホテルのお手洗いにも、その後おとずれたプラバナン遺跡のお手洗いにも、手洗い場の下の奥まったところに、同じようなアロマらしきものが焚かれていたので、それが香りの正体か、と一時は思ったりもしたのでした。

しかし、帰りのジョグジャカルタの空港でも同じ香りに気がついたので、きっとこの島の香りなんだなと思いました。

同じインドネシアでも、お隣のバリ島ではその香りはしませんでした。

ちなみに、日本の空港に降り立つと醤油の香りがするらしい、という情報もあるようです・・・。日本人のわたしには、わからないですが。

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さて、この時点で5時15分を回っています。

日の出は5時30分くらいということなので、急いで遺跡の階段をのぼります。

階段の人込みをかき分け、先に、先に進みます。

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振り返れば、こんな風景が。

なんとも荘厳です!!!

ようやく、頂上のフロアにやってくると、すでに東の空が赤くなりはじめ、いよいよ太陽が顔を出さんばかりに・・・。

まつことしばし。

ついに!!!

ボロブドゥールから眺めるサンライズ!!!

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ガイドさんによると、今年のジャワ島は2週間も早く雨季にはいってしまったとか。

ここ10日ほどの中では一番美しい日の出だったそう。

なんともラッキー。 iseki11

すっかり明るくなってからも引き続き遺跡を堪能します。

なにしろ観光客がたくさん!

人が写りこまないエリアをさがすのもちょっと大変です。

上位の円形壇三層と、下部の方形壇五層からなるボロブドゥール(最下部に1辺123メートルの基壇があります)。上位の円形壇(天上界)に対して、下部の方形壇は人間界を現わします。

上部三層の円形壇を見上げます。

よく見ると、手前のストゥーパの穴はひし形ですが、最上層のストゥーパの穴は「正方形」です。

これはもっとも安定した形で、人間の精神状態のいちばんよい状態を現わしているんですって!

対して、下のストゥーパの窓の「ひし形」は、どちらかに傾くと、闇におちてしまうという不安定さを暗示しているのだそうです。

iseki9天上界といえど、ひし型のストゥーパのある層は、まだまだ不安定な世界なんですね~。

美しい仏像です。

ストゥーパがたくさんある中に、突如として現れたこの像は、本来はストゥーパの中にあるものです。

今は、見学用にストゥーパがはずされているのだそう。

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こちらは・・・。

ちゃっかり天上界に居座っております、わたくしめであります、笑!

いや、まじめな話。

ここ、ボロブドゥールにいると、不思議と気持ちが安らぐんですね。

大いなる安らぎの中、内なる喜びが自然と花開き、愛、喜び、感謝といったポジティブな感情が増幅され、内なる本質が大いに活性化されます。

至福、ですね・・・。

実は、ボロブドゥールに行くと決めてから、何気なくこの遺跡の写真を目にすると、かなりの吸引力を感じていました。

今思えば、行く前からこの地が発するエネルギーに反応していたのでしょうね。わたし個人の意志としては、一度も行きたいと願ったことはなかったのですが、ここにたどりつく流れだったのだなと思いました。

iseki5iseki17iseki14iseki13さて、天上界から下っていきますよ。

ここが、方形壇の一番上になりますね。

左手に円形壇のストゥーパが見えます。

閊えることがない滑らかな曲線美を特徴とする円形壇(天上界)に対して、争いやいさかいの絶えない人間界(方形壇)は、ゴツゴツとしています。

いやはや、いつでも天上界とともにあれるよう、日々精進したいものです!

 

 

階段を下りていく時の景色。

方形壇を下る階段の頭上です。

よく石が落ちてこないもんだな~、と上の石組みにも興味深々。

 

 

曲線美が美しい後ろ姿。

方形壇の回廊の外側の塀の上に鎮座している仏像です。

眼前には、公園の緑が広がります。

 

 ☆

 

方形壇の回廊の壁には、さまざまなレリーフが刻まれています。

ガイドさんが、お釈迦様が天上界から地上に生まれるまでのお話のところを説明してくれました。

レリーフの部分の色がやけに明るい(黄色い)のは、その昔、西洋の人たちが遺跡の写真を撮るのに本来の石の色だと美しくとれないので、ペンキで色を塗ったんじゃないか・・・という、驚愕のお話も!iseki15

 

こちらが、本来の色。

下部の回廊はこうしたレリーフで埋め尽くされていて圧倒されます。

 

 

 

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こちらは、うつくしい人。

こういう女性的な曲線美にはあこがれます^^。

 

 

 

 

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ようやく下まで降りてきましたよ。

こちらは、狛犬のような彫像。

なんだか表情がユニークで。

こうした彫像も遺跡の各所にあるのですが、中には、ただかたどっただけでなんの彫刻もほどこされていないのっぺらぼうなものもありました。

ガイドさんいはく、作りかけ、だそうです、笑!

 

遺跡の全景をバックにごきけんのわたしたち。

ガイドさんが撮ってくれました^^。

下部が方形であることもわかりますね。

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近くでこんなものを見つけました。

アーモンドの実です。

石か何かで外の殻を砕いて中の実を取り出すのだそう。

クルミみたいなもんですかね~。

こちらが、そのアーモンドの樹。

大きいですね~。

amond2さすがは赤道直下。

よく見かけたガジュマルもと~~~っても大きかったです。

この後は、いよいよ公園のホテルで朝食ですよ。

おたのしみに~♪♪♪

 

 

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