今までより、うんとクリアに、すっとわたしの中に入ってくる。
切れ味はよいのに、心地よく、その美しさにうっとりしてしまう・・・。
いやいや、今は、レッスン中。そんなにうっとりとばかりはしていられません(汗)。
実は、この日のレッスン。
あまりライアーに触れる時間が取れなかったので、練習日変えてもらおうかな・・・。という思いが何度も頭をよぎったのです。
でも、発想を変えてみた。
別に上手くできなくたっていいじゃない。
わたしは、先生との時間を楽しめばいいんだ!と。
そうしたら、心の中でもやもやしていた霧がぱ~ぁっと晴れましたね。
いつのまにか、練習時間が取れなかったということを、罪悪感のように自分の中に抱えてしまっていたのですね。
いかんばい、いかんばい。
罪悪感とは、愛の反対語。これは、悲劇の海に撃沈する重りにしかなりません。
はい。気が付いたらすぐに手放しましょうね~ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚ ☆.。.:*・゚
そんな愛のプチレッスンを経過したら、これだもの。
この、先生の音だもの。
もう、笑いが止まんない。
もちろん、先生ご自身も、日々変わっていかれているのだと思うけれど、きっと、わたしも変わった。
一か月前とは、心身が違う。
きっと、だから、先生の音が、これほどの純度を持ってわたしに響いてくるのだと思う。
バリバリ練習不足です。そう言うわたしに、この日、先生が用意してくださったレッスンは即興演奏に役に立つ音楽的な知識とか技術的なこと。
わたしは、先生が奏でる音にほれぼれしながら、わたしも、わたしなりに、いつかこんな音を奏でたいなと、わくわくドキドキ。
そして弦に触れる。
即興の練習の時。
先生の胸をお借りして、わたしはわたしで音を紡ぐ。
傍らでは先生が、わたしの音を感じながら音を紡ぐ。
わたしの方は、まだまだだけど。
恐る恐るだけれど。
こういう瞬間に、愛を感じる。
こういうのを愛し、愛されるって言うんだと思う。
だから、下手くそでも嬉しくなっちゃうの。笑っちゃうの。
ハートが、たましいが。本気で喜んでいるから、自然に漏れ出てきちゃうのね。
あ~。心はだいぶやわらかくなってきたから、あとは技術力をコツコツつけていきたいな。
そして、いつの日か、この日、わたしが感じたようなときめきと感動を、お伝えできたら・・・って思うと、ますますうれしい。
あらら・・・。
こうして書いていたら、涙が出てくるのはなぜ?
いや、うれし泣きですね。
あなた、やっと気づいた?みたいな。魂からのお知らせみたいなもの。
いえね。いつか、ライブをしたいとか、そんな大それたものじゃなく。
この、わたしの音が、いつの日か誰かの役に立ったらいいな。
そんな、ささやかな願いなのです。
☆すばらしき音楽の先生。ライアー奏者みやたよしたけさんのHPはこちらです。