「神様はお前なんだよ」
今朝は冬らしい朝の冷え込みでしたね。
朝から近所への出張施術の日だったのですが、ダウンジャケットに、今年はじめて毛糸のマフラーをまいて出かけました。
みなさん、お風邪など召されておりませんか。
冷えたな~、と思ったら、お風呂にじっくり浸かってレイキで手当てをしてあげてくださいね。
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先日は、思い立って夫婦で箱根に出かけてきました。
箱根が揺れたり、懇意にしていた自家源泉の温泉宿が夏から休業に入ったりして、 長らく箱根から足が遠のいていたのですが・・・。
星の王子さまミュージアムのすぐそばにある仙郷楼というお宿を見つけました。
暗くなってからのチェックインだったのですが、広々としたロビーに焚かれた暖炉の火に心が和みました。
夜は、売店をのぞいた後、この暖炉の前でしばし瞑想タイム。
宿の方が、慣れた手つきで薪をくべてくれる姿も。
「これで、あたたくなりますよ。」と。
うれしい心づかいですね。
炎って、ついつい眺めてしまいますね。
一瞬たりとも同じ形を見せることのない、生の連続を見せられているようで・・・。
まるで、生き物のように魅せられてしまいます。
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ふと。
魔がさして(笑)。
炎を眺めながら、火の精霊を感じてみました。
すると、ふだん漠然とエネルギーを感じているのとは違う体感が沸き起こったので、興味深く観察してみました。
ちょうど胸部の深部から(心経がイメージされました)強烈なエネルギーがわたしの中を脈打ちはじめ、大きなうねりとともに内を巡り、手足の末端まで熱いエネギーが放射されていきました。
源泉かけ流しの温泉に入った直後だったからかもしれませんが。
これをいつでも発動できたら、冷え知らずなのになぁ、と思うほどでしたよ。
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お湯はすばらしかったです。
旧いお部屋に、源泉かけ流しの露天風呂が新しくしつらえられており、「このお風呂が気に入って新しい本館ではなく、このお部屋を指定するお客様もいるほどですよ。」と仲居さん。
なんでも、箱根が揺れた時には、温泉の色が茶色くなってしまったのだそうですが、いまでは、色も元に戻り、より温泉としての質が強くなっているようですよ、とのお話でした。
そのせいなのか・・・。
なんだか、体の温まり方が、全然違うのです。
これまでも、お湯自慢のお宿で湯を堪能してきましたが、泉質の違いなのか、箱根が揺れた後だからなのか・・・。
とにかく、これまで以上に体の芯までしっかり、ホカホカ。
そして、考えられる原因はもうひとつ。
部屋にしつらえられた露天風呂のすばらしさでしょう。
二方向を囲む障子風の仕切りは、開け放つこともでき、山の新鮮な空気とともに湯を堪能できます。
その障子風を開け放つと、ほどよい大きさの樹が姿を見せてくれるのもなんとも乙でした。
山の空気と、これまでどれだけのお客さんを見守ってきただろうかというこの樹と、お湯のパワーと・・・。
心地よく整えられた自然の空間で、安心して心身を解放できる。
このお風呂にはそんな癒しの効果もあったのかもしれません・・・。
ふだんは、かならず大浴場にも足を延ばすhshimaでしたが、 今回ばかりは、「もう、その必要はないよ。」とこの露天風呂を満喫していました。
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ひさしぶりの箱根でしたから、翌朝は、朝食前のまだ暗い内に箱根神社に。
わたしは、湖を望むこの美しい神社が大好きなのです。
まだ、日の出前ということで、明るく照らされたお社の中がよく見えました。
それはそれは大きな鏡が祭られておりましたよ。
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神様だと思って拝んで、 顔をあげたら、そこには自分が写っている。
つまり、神様はお前なんだよ。
お前の中に神様がいるんだよ。
誰のなかにもある神性。
それを存分に体現していきていくんだよ。
神社にいくと、いつもそんな気持ちになります。
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お参りした後は、かならずこの芦ノ湖畔にたちよって、水面を眺めます。
この日も、しずかな風の手のひらが、やさしく湖面をなでているように見えましたが、そこには、静かに見えてはいても、計り知れない力強さがありました。
海とも、川とも違う湖の水面。
このイメージは、わたしにとってひとつの原点です。
レイキをはじめたばかりのころ。
ヒビキとは、心の水面に映し出される影を感じ取るようなものだなぁとよく思ったものです。
そんなわたしにとっての「初心」をあらためて実感したひととき。
来年は、そんな「初心」を深めつつ、新しい自分を再構築していく年になるのかな・・・。
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そうそう。
早朝に神社に行くために、まだ人気のない宿の玄関を出た時。
車よせから出入り口の道路へとつながるちょっとした広場があるのですが、と~っても良い気に満ちていることに気が付きました。
そして納得しました。
このお宿の方、仲居さんも、フロントの方も、とても気持ちの良いコミュニケーションをしてくださるのですよね。
そのいちいちに。
「来てくださってありがとう、心地よく過ごしていらっしゃいますか?」
そんな気遣いを感じるのです。
箱根仙郷楼さん。
また、行きたくなるお宿です。
もちろん、部屋指定でね(笑)!