風の即興

furinひとつの風鈴に出会いました。

和小物を取り扱う雑貨屋さんの店先でみつけたガラスの江戸風鈴。

最初は、透明なガラスに水玉の模様が愛らしい別の風鈴に心を奪われたのですが、音を鳴らしてみたら、この風鈴の音色が一番わたし好み。

そうすると不思議ですね。少し青みがかった乳白色のこの風鈴が、とたんに愛らしく見えてくるのですから。

さっそく窓辺にかて楽しんでいます。

歯を磨いたり、家事をしたり、こうしてパソコンに向かっていたりしても・・・。

チリリン、チリリィン。

時おり、風が生む、この気まぐれな即興になんとも心が和みます。

なんというのでしょうね。

風がはこぶ、このささやなかな音色が心に響くたび、そうそうこの感じという懐かしさのようなものが、一瞬にしてズームアップされるのです。そして、これがわたしなんだ、というような安らぎと希望が胸の中でキュンとします。

それはきっと、自然の揺らぎ。宇宙のリズム。創造主のささやき。

音というものの不思議。

音というものの魔法を感じています。

そして、心の奥に深く深く作用するもの、自己の本質に触れるような癒しというのは、ささやかでやわらかでとても繊細なものなんじゃないかなという気がしています。

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